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三次元物体検出_Tengun-label

◉背景

  • センシング技術が進むお陰て、3Dデータが取りやすくなりました。その中、特にLidarが色々な場面で活躍しています。

  • 2Dデータと比べて、3Dデータはもう一次元の「距離」情報を提供します。それによって、リアル世界を更に深く理解することが可能になる。

  • 3Dデータ+深層学習では、色々なリアル問題を解決しました。

◉三次元点群の応用

  1. Lidarから三次元点群を取得できます。

  2. 自動運転(車、ロボット)では、三次元点群+深層学習は重要である。

  3. 深層学習により、三次元点群データを自動処理できます。以下のタスクで応用できます:

  • 三次元点群セグメンテーション(PointCloud Segmentation)

  • 三次元物体検出(3D Object Detection)

  • 三次元物体認識・分類(3D Object Classification)

  • 三次元物体追跡(3D Object Tracking)

【自動運転の事例:Lidarデータによる物体検出】

自動運転の事例:Lidarデータによる物体検出

Augment Realityの事例

Augment Realityの事例

クオリティ分析の事例:設計とリアルを照らし合わせる

クオリティ分析の事例:設計とリアルを照らし合わせる

3D環境再構築の事例:環境を再構築する

3D環境再構築の事例:環境を再構築する

SLAMの事例:リアルタイムで居場所を計算する

SLAMの事例:リアルタイムで居場所を計算する

距離計測の事例:リモートで距離を計測する

距離計測の事例:リモートで距離を計測する

◉三次元点群の応用:三次元物体検出

自動運転をする際に、周囲の物体(車とか)を検出する必要がある。そうすると、車が周囲の環境を”理解”できる。


:手法

  • 車に搭載するセンサーから得るデータを基づいて、3D物体検出を行う

  • 3D物体検出では、オブジェクトの種類、サイズ、距離を検出できる

  • 3D物体検出によって環境を”理解”できると、車が相応の行動を取れる


【物体検出:三次元物体のBounding Boxを検出する】

物体検出:三次元物体のBounding Boxを検出する

■車に搭載されるセンサー

  • CAMERA:RGBデータを取得する為のカメラ

  • LIDAR:Laserを使って、三次元点群を取得するためのセンサー

  • RADAR:音声を使って距離を判断するためのセンサー

LIDARは三次元情報を直接提供するので、3D物体検出に役立つ。

CAMERAは2Dデータを提供するが、3D物体検出にとっては、点群ほどストレートではない。


■データを取得するためのセンサー

三次元物体検出_データを取得するためのセンサー

【三次元物体検出:Model】

点群が取得した後、深層学習で3D物体検出を行う。

3D物体検出深層学習モデルをいくつ紹介いたします。

  • PointNet

  • VoxelNet

  • PointPillars

  • IA-SSD

  • BEVFusion

【三次元物体検出:PointNet】

◉PointNetは点群データを直接処理する

PointNetは点群データを直接処理する

■PointNetモデルの処理プロセス

  • 点群をインプットにする

  • 処理しやすく為、Transform Moduleでインプットを変換する

  • Multilayer perceptron(mlp)層によって、特徴の次元を拡大する

  • もう一度Transform Moduleで変換する

  • mlp層とmax pooling層の組み合わせて、結果を絞り出す


◉Transform Module

Transform Module
  1. PointNetは深層学習で三次元データを処理する初めてのマイルストーン

  2. PointNetはTransform moduleによって、点群を適切に変換して処理する(人間が視点を変わって物体を観察すると似ている)

  3. PointNetは点群データを直接利用するので、精度と効率は低い

  • 点群のままでは、表現力が弱い

  • 点の数が多い為、無駄な処理が多い


【三次元物体検出:VoxelNet


■Voxelを基本単位で点群を処理する

  • Voxelを使って、空間を区切る

  • Voxelは内部の点によって、Voxelの特徴を生成する

  • 3D Convolution Neural Network(CNN)で、特徴を処理する

  • 目標のBounding Boxを絞り出す

End-to-End Learning for Point Cloud Based 3D Object Detection (CVPR 2018)

三次元物体検出:VoxelNet

三次元物体検出_VoxelNet
  • Voxel単位で処理するので、PointNetより効率が高い

  • Voxelの特徴抽出部分を丁寧に設計した

  • PointNetと比べて、Transform moduleは使えなくなる

  • Voxelのサイズはフィクスされるので、点群密度のばらつきが大きいと(例:Lidarデータ)、VoxelNetの精度が落ちる

  • 3D CNNを使うので、処理速度が高くない


【三次元物体検出:PointPillars


◉Lidarデータの形はケートと似ている

Lidarデータの形はケートと似ている

◉PointPillars:Pillar(細長いVoxel)を基本単位にする

PointPillars:Pillar(細長いVoxel)を基本単位にする

■Pillarsを基本単位で点群を処理する

  • Pillarsを使って、空間を区切る

  • Pillarsは内部の点によって、Pillarsの特徴を生成する

  • 2D Convolution Neural Network(CNN)で、特徴を処理する

  • 目標のBounding Boxを絞り出す2D CNNを使うので、処理速度は高い(40FPS以上)


◉2DのPyramid構造を持つNeural Networkを使って処理する

2DのPyramid構造を持つNeural Networkを使って処理する
  • PointPillarsはLidarに対して設計したモデル

  • 2D CNNを使うので、処理速度は高い(40FPS以上)

  • Lidarデータ上の物体検出の精度が高い


【三次元物体検出:IA-SSD】


■Lidarの点群の中、全ての点は同じく重要ではない

  • 目標オブジェクトの重要度は高い

  • バックグランドの重要度は低い

■重要度に応じるサンプリングする

  • 重要な点に対して、高い頻度でサンプリングするべき

  • 重要でない点に対して、低い頻度でサンプリングするべき

■提案したサンプリング手法

  • サンプリングModuleを学習させて、ベストなサンプリングを行う

三次元物体検出:IA-SSD

■提案したサンプリング手法

  • MLP層で目標クラスに対してを頻度高くサンプリングする

  • オブジェクト中心に近いほど、サンプリング頻度を高くする

■この手法のメリット

  • 必要な点を多めにサンプリングでき、必要のない点を少なめにサンプリングすることができる

  • 結果:高速且つ高精度で物体検出ができる(80FPS以上)


【三次元物体検出:BEVFusion】

  • BEVFusion:カメラデータとLidarデータを融合して物体検出を行う

  • この前の手法はLidarのみ利用したが、自動運転の場合、カメラのデータを利用できる

  • メリット:情報が増えるので、精度の向上は期待できる

  • 難点:カメラのRGBデータとLidarの点群データの性質は違うので、融合は難しい


◉BEVFusion:カメラとLidarデータをBEV空間で融合させる

BEVFusion_カメラとLidarデータをBEV空間で融合させる

◉BEVFusionモデルの構造

BEVFusionモデルの構造

◉カメラデータをBEV空間に投影する

カメラデータをBEV空間に投影する

三次元物体検出:BEVFusion
  • RGB画像と点群の性質が違う、融合は困難である

  • BEVFusionは一つの融合手法を提案した

  • BEVFusionはLidarのみの手法より、精度が高い


【お問い合わせ】

AIや3次元画像処理をはじめとした様々なセンシング、データ解析に関するご相談はTengun-labelまでお問い合わせください。


株式会社Tengun-label

  • 本社:東京都新宿区西新宿4-31-3 永谷リヴュール新宿 1014号室

  • ブランチオフィス:東京都新宿区西新宿6-6-2 新宿国際ビルディング4F コンピュータマインド内

  • メールアドレス:info@tengun-label.com

  • TEL:080-5179-4874


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